【1】Vox ASMR和訳 / 豪華ファーストクラスの客室乗務員が・・・【First Class flight】

本日は、にじさんじEN

Vox Akuma/ヴォックス・アクマさんのこちらの配信

の冒頭〜30分頃までを和訳してみました。

 

 

 

管理人
リクエストをくださった方、ありがとうございました🙇

 

 

また4つほどの記事にバラバラと分かれる予定ですが

よかったらお付き合いくださいませ ^^ 🍵🍡

 

 

こちらの作品はYouTubeの規約を理由に2023年9月20日、Voxさんが削除されたASMR作品の一つです。

以下に続く和訳は思い出としてそのまま残しているのですが、作品自体は現時点で再生不可となっております。

「YouTubeを聴きながら動画を再生したい」という方は

お手数ですが、VoxさんのASMRまとめページの目次へ飛んでいただき、

「※」のない作品を選んでいただけますと幸いです🙇🧡

 

 

※動画が再生されて発生した広告収益は全て、動画権利所有者とYouTubeの二者間で分配されます

※誤訳も多いかと思われます。申し訳ありません。もし、目に余る誤訳がありましたら、大変お手数をおかけいたしますが記事下部のマシュマロよりご連絡いただけますと幸甚です🙇


はじめに

 

 

 

こちらの配信には

18歳以上を対象とする音声が含まれている可能性がございます。

配信の内容は即興であるため

当該シーン全ての開始タイミングで警告を発することは致しかねます。

内容に懸念がある方は、視聴をご遠慮ください。

また、当配信には暴力や流血表現が含まれる可能性がございます。

配信内容はあくまでロールプレイングであり、

視聴者の皆様に些細な楽しみをご提供することを目的としています。

お楽しみください。

 

 


フランス語も流暢なハイクラス客室乗務員がお出迎え

 

▼クリックいただくと該当シーンからスタートします

 

※〜2:12

 

〜あなたと目が合い、微笑む客室乗務員〜

 

ご搭乗いただき、誠にありがとうございます。

 

地上でも当アクマ航空のラウンジ・サービスが

お客様に快適なひとときを

ご提供できておりましたら幸いです。

 

お名前をお伺いできますでしょうか。

私が本日、お客様を担当させていただきます。

 

 

あなた:キンドレッドと申します

 

 

わかりきったことを伺い、失礼しました。

私としたことが。

離陸前のお飲み物を注がせていただきますね。

こちら、

こちらモエ・エ・シャンドンでございます。

※モエ・エ・シャンドン

フランスに本社を置く世界有数のシャンパン製造会社。

社名と同じ名前のシャンパン「モエ・エ・シャンドン」が有名。

 

 

〜注がれるモエシャン〜

 

 

どうぞ、ふふ。

 

 

では。

初めにご紹介させていただきたいのですが、

当機は最新式のハイクラス設備を導入しております。

 

これまでお客様が

世界中の一流航空会社を数多くご利用に

なられてきただろうことは承知しております。

しかし、

本日ご紹介するサービスにはきっと驚かれることと存じます。

 

まず第一に、

何をおいても一番に驚かれるだろうことは、

この 座席の・・・”大きさ” です。

ここでいう「座席」とは、

今、私の後ろに見えている

立派な革張りのお座席そのものを指すのではなく、

お客様のためのスイート空間全体のことを指します。

 

シンガポール航空が導入したこのサービスに

昨年、アクマ航空が多大なる影響を受けたことが

おわかりになるでしょう。

従来の座席の配置を廃し、

スイートのお座席数を8〜16に絞りました。

これにより、

お客様がお過ごしになられる空間を

最大限にまで広げることが可能となり、

あなた様が今、いらっしゃるこちらの空間も

5.5メートル四方という広さに設計されております。

こちらのお座席ならば恐らく、お客様は

まるでご自宅に居られる気分になること請け合いです。

ふっふっふ・・・

 

私も以前に一度だけ

こちらのお席を利用したことがあるのですが、

しがない客室乗務員の身ですので、

頻繁に利用できるほどの経済的余裕はなく。

ですが、

「自分で体験してみるといい」と勧められ

昨年の “おひるめ飛行” ・・・失礼。

“お披露目飛行” の際に体験してみたというわけです。

 

話は変わって、

こちらのスイートのことは

どちらでお知りになりましたか?

あまりお客様を質問攻めにすべきではないのでしょうが、

通常、私は・・・ふっふっふ。

 

だいたい私は

お客様のところを行ったり来たりして

ご用件を伺うのが仕事なのですが、

本日のファーストクラスのお客さまは

貴方様だけという状況ですので。

まるで私が

我々ファーストクラス・コンシェルジュの代表として

あなた様だけを全力で

おもてなしさせていただけるというようなこの状況に

心が躍っております。

 

それで、

今回はどのようなご用件であちらに参られるのですか?

差し支えなければ、伺っても・・・?

 

 

あなた:ちょっと観光したいなと思って

 

 

ああ、なるほど。

確かに、

この時期は観光にはもってこいと言いますからね。

 

客室乗務員を・・・する上で最も難しいことの一つですが、

お客様が立ち寄られる土地を

あまりきちんと見て回ることはできないのです。

少し休んで再び空に戻ってというのが常ですが、

正直なところ

私の航空業界に対する情熱と

サービスにかける愛をご覧いただければ、

私が決して不幸などではないことがお分かりいただけるかと。

たとえ、絶え間なく働いていたとしても

それは変わりません。

全てが素晴らしい経験の連続で、

それらの幾つかをお客様と共有できる時間を

私はいつも心待ちにしているのです。

 

 

〜再びあれこれと客室乗務員に質問するあなた〜

 

 

ええ、ええ、ですね。左様で。

そうーー

・・・うん。

 

お客様のお召し物を拝見すれば、

あなた様がこのファーストクラス席をご利用になるのに

アップグレードに頼る必要のない方であることは

おおよそ察することができます。

※飛行機では等級の低い席が満席になった場合、

無料で高級な席にアップグレードされることがある

ですから、

博識でいらっしゃるお客様を不快にしないよう

シャンパンや食べ物について

私の口から不用意に語りすぎぬよう注意せねばなりません。

あなたは既に、我々のご提供しているワインリストを

ご覧になったことがあるに違いありませんから。

 

※〜6:33

 

 

 

管理人
コトカちゃんとの配信で「フランス語の発音の良さを先生に褒められていた」と語っていたMilord。モエシャンを注ぐ辺りですごく綺麗なフランス語のRの発音を披露されていました

 

 


シャンパンの話+キャプテン・アクマ、ゲスト出演

 

 

▼クリックいただくと該当シーンからスタートします

 

※6:28〜

 

あなた:モエも良いけど、

ルイ・ロデレールのシャンパンも好きです。例えばーー

 

ええ、はい。ええ。

そちらも私のお気に入りの銘柄一つでございます。

 

先の話と重なりますが、

私の身ではあまり口にする機会は多くなく・・・

ですが、いつかまた

飲む機会を作れればと考えております。

後であなた様にそちらを注ぐ際には、

私はきっととても嫉妬してしまうでしょうね。

 

 

さて、

先ほども申し上げました通り、

当機のフライト時間について

ご留意いただけますと幸いです。

ええと、

これほど大きな機体を飛ばすことは

かなり珍しいことですので、

飛行時間はとても短く

本日は6時間のみの飛行となっております。

ええっと・・・

しかしです。

 

我々、アクマ航空には次のような哲学がありまして、

“高級な品々に見合う方々、

高級な品々を求めようとされるお客様方は、

決して、

決して、

ご滞在時間が短いからという理由で

グレード下げる必要性を感じていらっしゃらない”

と考えているのです。

これを踏まえると

特にアメリカのインターコンチネンタル便などは

例え経済的余裕のある方がいらしたとしても

そもそもファーストクラス便をほとんど用意しておらず、

その点、私としては気にかかりますね。

ということで、

本日のフライト時間は短くはありますが、

当然ながら、あなた様のために

あらゆるサービスをご提供できるようにして参ります。

 

〜機長からの無線が入る〜

 

機長:

紳士淑女の皆様、

機長からのお知らせです。

当機はこれより5分後〜10分後の間に離陸予定です。

間もなく離陸態勢に入りますので

シートベルトの正しいご着用、

ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

大変、速度が出ますので

誰一人として、座席から飛び出さないようご注意を。

というのも、

私のキャリアに傷がつき、転職に不利になるのが嫌なんですね。

ええ、そうなんです。

今年は私にとって散々な一年でした。

まあでも、

誰もそんな話、聞きたくないか。

 

何はともあれ、

本日も格別のご愛顧を賜りまして

誠にありがとうございます。

当機はアクマ航空の”ここ” から “あそこ” まで飛ぶ便で、

目的地については空に出てから確認しないとなと思います。

このフライトについては

事前準備万端ですのでご安心ください。

 

だいたい高度30,000フィートまで到達しましたら、

個人的に面白いと思った話やジョークを

皆さんにぶっちゃけたいという衝動を抑えようかと思います。

私にとってはともかく、

このフライトが皆様にとってリラックスできるものでありますように。

私はこれから荒れますけど、

皆さん、本当にありがとう。

←天候じゃなくお前が荒れるんかい

ちゃんと安全に飛行するつもりではありますけど、

そうでなくても、安全に飛ぶよう願ってます。ふふ。

 

 

〜無線が切れる〜

 

 

客室乗務員アクマ:

機長の振る舞いに関して謝罪させてください。

機長は・・・自分で言っていたように

今、少々、大変な時期のようで。うーん・・・

 

エコノミー・クラスのお客様方に関しては

先ほどの無線を「面白い」と思われる可能性もありますが、

あなたにとっては・・・

プロにあるまじき行いと思われたのでしたら、

申し訳ございません。

我々も早急に彼とは話をすることになると思います。

 

それとは関係ありませんが、

間もなく離陸態勢に入るようです。

さきほどのシャンパンはもう

お召し上がりになられましたか?

いかがでしたか?

 

余談ですが、私

これまでにモエを頂いたことはないような気がするのです。

少々お待ちを。

 

 

ー 生き生きとした優しい味わいが魅力の

モエ・アンペリアルは

青リンゴやホワイト・フラワーを彷彿とさせる

さっぱりとしたフルーティーな香りが特徴です。

当ワインの魅惑的なパレットには

白葡萄と柑橘類の香りが漂い、

きめ細やかな泡がそれらの香りをより芳醇にいたします。

そのエレガントで熟成した様は

ブリオッシュや小麦の香りを纏って現れます

 

 

あなたならこの説明書きで言うところの

全ての香りがわかるのかもしれませんね?ふふふ・・・

 

ワインは魅力的ですが、

説明を読むたび

どうもピンとこないのが正直なところです。

製造者が主張する製品説明を通しでみても

なんと言うか・・・

 

 

あなた:一口、いかがですか?

 

 

え、いや、いけません。いけません。

できません、そんなこと!

あなたのお飲み物を頂くなんてそんな!

 

あなた:そう仰らずに

 

いえいえいえいえいえ。

勤務中ですし、頂けません。頂けません。

出来かねます。ふふ。

 

 

あなた:私は全然、気にしませんから。

どうぞ飲んでください

 

 

はは・・・

 

あなたがそう仰るなら。

 

 

〜シャンパンを口にし、

その味を確かめる客室乗務員アクマ〜

 

 

あ、

確認したいのですが。

確認したいのですが

私があなたのシャンパンを頂いたことは

誰にも言わないでくださいますね?

というのも、月次の社員評価に響くんです。

 

頂いたシャンパンは美味でしたが、その、

私はあまりシャンパンが好きではないのです。

ですが製造元が「説明書き」で言っていたことは理解できました。

 

特に “リンゴの風味がする” という部分ですね。

よい味でした。

 

 

さ、

そうしましたら、

後は心ゆくままお過ごしください。

本日のお客様はあなた様お一人。

この旅の始めから終わりまで、

私はあなたの思うがままということを

お忘れなきようお願い申し上げます。

 

ですので、

ご入用の際は座席の脇にある「呼び出しボタン」を

押していただけますと幸いです。

私の背後にございますこのお席に当該ボタンがございますので、

できるだけお早くご着席いただき

確認していただくのが良いでしょう。

 

一つ、

面白いお話なのですが、

我々は離陸する頃にはすでに

本日の夜にお客様にご提供するディナー・サービスの準備を

整え始める手筈になっております。

 

ですので、

全てが完了次第、また戻って参りますね。

あなたのご注文をお受けした後、

ミシュラン受賞歴のある

アクマ航空ディナー・サービスの

準備をさせていただきます。

 

改めまして、

この度はご搭乗いただき、誠にありがとうございます。

離陸の準備完了を確認するため

私はここで下がらせていただきますが。

お側に控えておりますので

ご入用の際はいつでもお呼びください。

 

 

〜画面暗転・離陸〜

 

 

※〜12:20

 

 

管理人
機長アクマ、首になることが確定してヤケクソになってるんですかね? ^^;
あなたに対する機長のクレームは『彼氏3 No.4』にも登場するので、

気になった方は見てみてくださいませ

 

 

【No.4 / 完】『Vox彼氏3』にじさんじEN 和訳/ Vox Akuma 日本語訳/【BOYFRIEND RP ASMR】

 

▼随分前の記事すぎてクオリティがあれなのですが、

“あなたが機長に何をしたのか” ご興味のある方はどうぞ🙇

【luxiem翻訳】Vox Akuma機長の甘いセリフ切り抜き【ASMR】【Luxiem】

 


お空の上で日は暮れて。ファーストクラスのシートにまつわる面白話

 

 

▼クリックいただくと該当シーンからスタートします

 

※12:20〜

 

 

〜画面暗転・離陸(結構、長めです)〜

 

離陸のお時間も

お楽しみいただけていたら幸いです。

驚くほど揺れなかったでしょう?

さ、

お客様のご注文を伺うため戻って参りましたが、

メニューには一通り目をお通しいただけましたか?

 

 

あなた:はい。じっくり見ることができました

 

 

素敵です。

それは良かった。素晴らしい。

 

見渡せました?

このスイート全体を見渡すお時間は取れましたか?

様々な機能はあれど、

その中でも私が常々

面白いと思っているものがあるんです。

あなた様がメニューをざっとご覧になられている間、

よろしかったら少しお話しさせていただいても?

 

先ほど、

「以前に一度だけ、乗客としてこのスイートを体験した」

とお話しさせていただきましたが、

そのとき私は・・・ふっふ。

以前、一度だけ

“乗客として” この機に乗ったのですが、

そのときの私は客室乗務員として未熟も未熟。

自社の飛行機にしか乗ったことがないという有り様でした。

つい最近まで弊社のスイートでは、

現在のこのお座席とは全く異なる設備を採用しており、

今、あなたがお掛けになっている

「バディ(二人用)・ダイニング・シート」

※わかりにくいかなと思い、下に参考画像を貼っておきました

つまり、

“愛する人と共に旅行される場合には

フットレストを利用して、

お互いが向かい合って座れる”

というこのシートのことですね。

こちらは新たに導入されたものなのです。

 

ご覧のようにフットレスト側にシートベルトも備わり、

仮にあなた様に同乗者がおられた場合には

向かい合って一緒に食事ができるようになっております。

 

それを知らなかった私は、

初めて客としてシートに座ったとき

「フットレストがやたらと窓に近いな」と思いました。

それ故にフットレストを

“窓の側に座れるように作られた独立した座席”

だと思い込んでしまったんですね。

ふっふふふ。

 

そして私は

一人でフットレストに座り景色を楽しみました。

『お披露目飛行』の際、

客室乗務員として乗っていた弊社社員たちは

きっと少し戸惑ったでしょうね。ふふ。

でも、

失敗したことで良い勉強になりました。

こういう失敗談はとても受けが良く、

接客中に何度この話をさせていただいたことか。

ふっふっふ。

 

さて、

ご夕食に何を摂られるかお決まりになられましたか?

 

あなた:メインはこちらをお願いします

 

ふーん・・・

良いですね。素敵なご選択です。

それで・・・

お飲み物はどうなさいますか?

 

あなた:こちらを

 

はい。

はい。

良いですね、良いですね。

 

あなた:あとは・・・・・・これかな?

 

承知いたしました。

デザートはいかがいたしましょう。

 

あなた:では、こちらを

 

もちろんですとも。

承知いたしました。

 

 

・・・え?

お、お客様・・・申し訳ありません。

すみませんが、もう一度、仰っていただけますか?

 

・・・はっ。

私に夕食の席に “同席” してほしいと?

本当ですか?

 

あなた:はい

 

すぅ〜・・・

 

そうですね、

これまでそのようなことはお願いされたことがなく。

よくあるお願いとは言い難いところがありますね。

 

少なくとも、冗談で

そういったことも多く頼まれたのは確かですが、

その半分以上が・・・

半数以上は・・・

シャンパンを飲みすぎた

妙齢のご婦人方によるものだったので。

 

わかりました。

OK。

ああ〜、

当然ながら、あなたのお食事を

分けていただくわけにいきませんから

あなた様のお食事より質素で簡易的ですが

自分の機内食を持って参りますね。

ああ〜、おそらく可能かと。

自分の分をこちらに持ってこれると思います。

ふふ。

 

承知しました。

承知しました。

私は戻ってシェフにあなたのオーダーを伝えて参りますね。

すぐにご夕食の準備をさせていただきます。

 

上空30,000フィートで

素晴らしいディナーをご提供しようだなんて

どこか奇妙な話ではありますが、

最終的にはお客様にも

我々がいかに技術的な障害を回避し

最高の味を実現できたか

感じていただけるのではないかと。

 

さて。

あんまり恋しがらないでください。

すぐに戻って参りますからね。ふっふっふ。

 

〜暗転(しばらく続きます)〜

 

※〜18:10

 

 

 

 

▼座席イメージ

左のおじさまが座っているようなお席が、一人一人に割り当てられている。
パートナーのブースに行き、足置き(シートベルトがちゃんとついてる)に座ると
即席の対面席にもなる。

→→客室乗務員アクマは一人なのに足置きに座っていた

引用元サイト様:デジコンシェル

 

 

なるほど〜
ちなみに、上のおじさま側の座席ですが、リクライニングしてフットレストと繋ぐとベッドになるそうです

 

 

 


一緒にご飯をたべよう&ファーストクラスの価格設定のお話

 

 

▼クリックいただくと該当シーンからスタートします

 

※18:21〜

 

さあ、

ご夕食のご準備が整いましたね。

あなたにご満足いただけるよう願っております。

私の方は、こちらに

こちらにエコノミー・クラス等で

お客様にご提供させていただいている

お食事を持ってまいりました。

あ〜・・・

 

今日の献立はなんだったかな?

 

ああっと・・・ええと

小ぶりな、

小ぶりなチリチキンとライスだそうです。

こちらはミシュラン認定のレストランの料理ではありませんが、

私に気を遣って食欲を無くされませんように。

 

 

あなた:あなたにも、

こっちの食事を一緒に食べてほしいです

 

 

ああ、いえいえ。

お客様。

お心遣いには感謝いたしますし、

あなたと料理を分け合うのは楽しいに違いありません。

しかし、

こちらのお食事代も全て「チケット代」として

あなたが支払ったものであることを

忘れてはなりません。

チケット代には一食分のお食事の代金と

少なくとも

機内サービスを好きなだけ楽しむ権利が含まれています。

 

チケットを持つことができない私が

それに伴うサービスを利用するというのは、

適切とは言い難いでしょう。

 

 

一口だけなら、

一口頂くだけなら

かろうじて大丈夫かと存じますが、

お願いいたします。

こちらはあくまであなた様のご夕食。

私のせいでお客様が空腹になるのは

絶対に嫌なのです。

 

 

それにしても、

なんという驚くべき偶然でしょう。

そうは思いませんか?

 

長らくこの航空会社で働いてまいりましたが、

ふ〜

「人生初の “愉快なお願い”」 をされたのが、

実際にそのご希望を叶えられるタイミングだったなんて。

=あなた以外にお客さんが誰もいないからこそ、できる

意外なことに

ファースト・クラスの客席が埋まらないまま

離陸すること自体は、

よくあることなんです。

 

おそらく、

ファースト・クラスでの旅は

世界最大の贅沢の一つであるにもかかわらず、

そのチケットは富裕層の目から見ても

酷く高価だからでしょう。

だから、空席が目立つのも納得なのです。

 

客観的に見てアクマ航空は

サービス価格を見直す必要がございますが、

安価なファースト・クラスを作れば

(そちらに客が流れるので)

ビジネス・クラスのお客様が減るのは明白。

また、安価なファースト・クラスでは

世界中の “最高のお客様方” をもてなすことはできず、

顧客を失います。

より多くの人々にファースト・クラスを

体験してもらおうという理由で

最高級のサービスをご提供できる機会が消えては

なんの意味もないと思いませんか?

 

難しい問題なのです。

 

あなたはきっと、

ファースト・クラスのコンシェルジュなら

自分でもファースト・クラスを利用できるくらい

給料をもらっていると思われるかもしれませんが、

それはあり得ません。

 

ですから、

究極の贅沢を享受できる方々と同じ空間に

立っているこの状況は

私の人生において最も奇妙な瞬間なのです。

毎日、最高の贅沢への憧れの念を抱き

その真価が身に染みてわかり、

けれど、

自分ではその贅沢を体験することができない。

ごく稀に幸運に恵まれた場合を除いて。

 

あなた:なら尚のこと、

一緒に色々と楽しみましょう(意味あり気)

 

ふん。

もしかするともう、

モエを飲みすぎていらっしゃるのかもしれませんね。

ふっふっふ。

あなたのせいで顔が熱くなったと言わざるを得ません。

 

 

ふっ。

 

 

そう言えば、ふふ。

今のこの状況ですが、奇妙な部分があるんです。

離陸後・・・

あなたのお席を整えている際に

初めて気がついたのですが、

お客様。

隣り合う二つの席を両方ご予約なさいましたね?

これに関しては

あなたもご存知かと思いますが、

これはアクマ航空がシンガポール航空から

インスピレーションを受けた機能の一つで

“互いに隣り合う席を合わせて購入し組みわせると

ダブルベッドになる” んです。

ご自身の快適さのために

あなた様がどれほどの費用をかけたのか、

私などには想像もつきません。

 

・・・申し訳ありません。

多くを尋ねすぎてしまいましたね。

 

あなた:寝相が悪くて。

こういう変わったお客さんもたまには面白いでしょう?

 

ふん。

はい、とても。

とても笑わせていただきました。

いずれにせよ、あなたが快適で

心地よくお過ごしくださるのであれば幸いです。

 

自分以外誰もいないファースト・クラスで

二席分利用して寛ぐなど、

ごく僅かの裕福な方にしか望むべくもない贅沢ですから。

うまくご希望に添えることを願うばかりです。

あなたが想像しているだろう通りに

ダブルベッドが快適であれば幸いです。

 

ふん。

 

※〜23:12

 

 

 

なんだろう。全てがSUS
・・・すぅ〜

 


客室乗務員というお仕事とサービス業についてのお話←長いですが最後の方、Voxさんの考え方が垣間見える興味深いシーンです

 

 

▼クリックいただくと該当シーンからスタートします

一文が長いので0.75倍速がお勧めです🙇

 

※23:12〜

 

あなた:あ、そうだ。

あったかい濡れタオルのサービス、あれ嬉しかったです

 

温かいタオルでございますか?

ああ、はい。確かに。

出発の前に一つお渡しさせていただきましたね。

 

あちらは

私の気に入りの機内サービスの内の一つでもあるのです。

けれど、非常に残念なことに

多くの・・・

多くの温かいタオルの類はパンデミックの到来に直面し

衛生上の理由から姿を消しました。

もちろん、それは適切かつ合理的な判断ですが、

手や顔を拭くための

温かく良い香りのする素敵なタオルが

消毒用お手拭きに変わったのは残念でしたね。

しかしながら・・・

航空業界がこのような激動の時代から

実際に立ち直る様子を

実体験として経験することはできましたね。

意図せず韻を踏んでしまいました。

ふっふっふ。

 

あなた:ずっと一緒にいてくださるんですよね?

 

ああ、ええ。

あなた様を、

長らくお一人にしてしまうようなことは致しません。

はは。

それこそが私の・・・仕事ですから。

ファースト・クラス・コンシェルジュとは

お客様全員と

同じひとときを共にする仕事でございます。

加えて、

「あなたに私を見てほしい」と乞われることにも

不慣れと言わざるを得ず。

だからこそ、光栄に思います。

この仕事をする者が目指すべき真髄に

触れているような気がするのです。

 

 

私たちはお客様にサービスをご提供し、

飛行機前方の乗務員用の休憩席に座るのが仕事ですが、

ただそれだけでは

自分の可能性を無駄にしているようで虚しい・・・

だからこそ、

考え得るあらゆる方法であなた様をおもてなしできることは

私にとって、とてつもない喜びなのです。

そして純粋に、

このひと時をあなたと共に過ごせることが嬉しい。

そんなわけで話は戻りますが、

あなた様のお夕食を分けていただくことは

私の心をちっとも幸福にはしてくれないので

固辞させていただきますね。

 

あなた:シャンパンだけでも

 

ふっ。

 

 

あなた:シャンパンだけでもどうですか?

 

 

ふふ・・・ああ、はは。

ふっふっふふふ・・・ああ。

 

お含みおきいただきたいのですが、

フライト中はシャンパンのおかわりは自由でして。

あなた様さえ宜しければ、

私ももう一杯頂いてもよろしいでしょうか。

ふふ。

 

 

 

〜一緒にシャンパンを傾ける二人〜

 

 

 

気になっていたのですが・・・

差し出がましいようでなければ

伺ってもよいでしょうか。

 

ファースト・クラスのチケットを

1枚でなく2枚も購入できる

ご職業とはどのような業種のものなのですか?

 

あなたのプライバシーを侵害していたとしたら、

申し訳ありません。

しかしあなた様は私に

ご自身の話を聞かせることを

楽しんでいるように見えましたので。

 

 

あなた:そんな大層なものではないですが、

〇〇を生業にしています

 

 

ううん・・・

なるほど、魅力的なご職業ですね。

 

これまでその業界の裕福なお客様と

会う機会がなかったとは言いませんが・・・

夢のあるご職業に違いない。

 

個人的に興味深い話なのですが、ふふ。

「客室乗務員になること」、

「ファースト・クラスの客室乗務員になること」は

私の長年の夢でした。

 

私がこのことを自分から人に話したり、

人から尋ねられたりするたびに、

私は人々には “とある傾向” があることに気がついたのです。

 

 

多くの・・・

人々は・・・

夢について語るとき

「クリエイティブ職」や「スポーツ選手」になりたいと言い、

叶えた先の富や名声に焦点を当てる傾向があります。

少なくとも私は

そこに何か問題があるとは考えていません。

 

しかし私はと言うと、

サービスという行為の中に宿る美しさに魅了されて育った。

ですから、

「サービス産業に従事する人は軽蔑されている」

という評判を耳にすると、

ある種、胸が張り裂けるような心地がするのです。

 

もちろんそれは、

全く彼らのせいではありません。

 

サービス業従事者は多くの場合、

ホスピタリティ業界における

最低レベルの労働者として扱われます。

「フィルム・ランナー」や、

他のスタッフのためにコーヒーを入れたり、

出演者を空港まで送り迎えしたり、

映画制作上の雑用をなんでもこなす

「工場のライン作業員」などがそうです。

 

あらゆる種類の “おもてなし” において、

彼らこそが最も重要な労働者であるのに。

 

顧客と話し、顧客と関わるためには彼らが必要で、

顧客なくしてホスピタリティは存在しないのだから。

 

そして当然ながらあなた様も

ご自身が身を置くその業界で一人前になろうとする際に

お気づきになられたことでしょう。

おそらく、

貧しいときもあり、裕福なときもあり

さまざまな状況をご経験なさったのではないでしょうか。

サービス業界があらゆる場面において

「質」より「安さ」や「効率」を優先することを、

あなたも身を持って知っているのではないでしょうか。

その考えは当然、合理的ですが、

しばしば、

ファースト・クラスのコンシェルジュに対してでも

マクドナルドの従業員に対してでも

どちらも違いはなく同様に

そういった面(より安価に効率よく>質)

存在するように思うのです。

 

もしも、

こうしたサービス業従事者にもっと

賃金が支払われていたら・・・

 

 

もしも、

あと1%でも多くーーー

ああ、当然ながら

あなた様にチップを求めている訳ではございませんよ、

マイ・ディアー。

 

雇用主が懐に入れ続けてきた取り分の

少しだけでも削って

最低賃金のアップを図れたとしたら、

人々は「サービス業」に対する見方を

ガラッと変えるのではないでしょうか。

 

誰かに丁重に扱われる自分を

「幸運だ」と感じるときがあっても、

ここにたどり着くまでには

かなりの苦労もありました。

 

ふっ。

独りもがいた日々もありました。

ですから、

あなたに感謝したいのです。

 

心から。ふふ。

「一緒にリラックスしよう」と声をかけてくださり

ありがとうございました。

 

〜※30:15

 

 

 

 

管理人
大人気Vtuberとなった現在のこと。Vtuberになる前にカフェで働いていたときのこと。映画の制作に興味があって大学で学んでいたときのこと・・・。色々な経験のあるMilordだからこその考えが垣間見えるシーンですよね

 

 

成功しても自分が通ってきた道を忘れず

サービス業全般の大切さを心底理解し、

お給料の低さについて「もっとよくできるはず」と考えられるのは

とても素敵なことだと思いました。

 

アメリカへ行かれた際に人生初のファーストクラスに乗られたということで、

そのときの経験がASMRとして

こうして血肉になっているのかなと思うと、

クリエイターさんって凄いなと、改めて感じました。

 

 

 


まとめ

 

 

今日もお付き合いくださり

ありがとうございました ^^

 

続きの記事はまた1週間後くらいになるかなと思うのですが ^^;

当ブログでよかったら、また遊びにきてくださいませ!

 

 

管理人
今作のASMRの構成はラストに山場を持ってくる感じになっていると思うので、
このブログがSUSなシーンに辿りつくまではちょっとお時間かかりそうです

 

 

 

 

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