【貞子の能力】って?本当はかわいそうという声も。貞子映画9本のホラーシーン分析

雑な導入

 

皆様は『貞子』が登場する映画がこの世に10本近くあることをご存じでしょうか。
それだけあると面白いもので、登場する貞子の様子や持っている能力も作品ごとにそれぞれ異なります。
着ているワンピースがキャミソールワンピだったりフリル付きだったり、オフホワイト色だったり純白だったり・・・

 

管理人
貞子がキャミワンピ!?嘘でしょ

 

こんな感じで様々な驚きがあります。(笑)

 

この記事でわかること

 

この記事は9本の貞子映画を9夜連続で視聴した筆者が、映画ごとに色々まとめてみたよ!というものです。

貞子が姿を現した上で主人公たちを脅かしに来る、もしくは襲ってくる演出の種類と数をカウントし、映画ごとに異なる『貞子の能力』を洗い出しました。

貞子の定義ですが、
【貞子とは、キャラクター原案=原作者・鈴木光司の、超能力持ちの白い服を着た髪の長い女性である】
としています。日本人が目で見て「貞子だな」と思う見た目の存在が貞子。そう、思っていただけたらわかりやすいかと思います。

なぜ、わざわざ定義が必要なのかについてなのですが、作品によっては【貞子っぽい何か(笑)】が登場して主人公たちを襲うシーンが多々あり、それらを果たして貞子の能力に含めて良いものか・・・悩んだためです。

混乱を避けるため定義に当てはまる貞子の登場シーンのみから情報を収集し、最終的に貞子が起こしたホラーシーンの数を合計。「トータル貞子ポイント」と名付けて映画ごとにその数を競います。

その他、各映画ごとに

・映画全体を通した、管理人的怖さ評価(マックス星5つ)
・各映画の見どころ
を記載しています。

著作権違反&過度なネタバレになりますので、各シーンのスクショを撮ってまとめるということはしません。
文章で該当シーンのイメージがわけば幸いです。

 

エントリー作品はこちら

 

公開年が早い順に記載しております。

エントリー番号1    『リング』
エントリー番号2    『らせん』
エントリー番号3    『リング2』
エントリー番号4 『リング0 バースデイ』
エントリー番号5 『貞子3D』
エントリー番号6 『貞子3D 2』
エントリー番号7 『ひきこさんVS貞子』
エントリー番号8 『貞子VS伽椰子』
エントリー番号9 『貞子』
*ちなみに9作品全て、2022年4月現在、Netflixで視聴可能です!
すごいよ、Netflix!!!

 

上記をご覧いただいて分かる通り、
以下の作品は除外しています。

アメリカ版『ザ・リング』
アメリカ版『ザ・リング2』

 

全てを見て思ったのは、
同じ「貞子をめぐる物語」でも、映画によって目指すものが違うということ。
一般文芸とライトノベルくらい違う。

一夏の話題をさらうことを目的とした「エンタメホラー」を目指しているように見えた作品もあれば、
「ジャパニーズホラー代表」を背負う意気込みを感じさせるものもあって、
どちらも素敵だなと思いました。

 


企画を振り返って

 

管理人
毎晩ホラー映画見るのつらかった(泣)
一人暮らしなのにっ!!視聴中にトイレの電球切れるし・・・

 

なんでこの企画やったの?
管理人
小さい頃、父の本棚に原作小説があってね、『リング』は思い出の作品なんだよね。
背表紙が怖くて、近づきたくなかったなあ。
もう二度とこんな企画やりたくないので、
集計した数字が間違っていないことを祈ります。

 

話が長くなりました。
それでは早速、行ってみましょう!


エントリー番号1 『リング』

 

・制作年 1998年
・キャスト 松嶋菜々子、真田広之
・長さ 1時間35分

あらすじ
姪の不審死をきっかけに「呪いのビデオ」の調査を始めたジャーナリスト。観たものは1週間後に死ぬというそのビデオには恐ろしい呪縛が潜んでいた…。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

長袖の粗末なワンピース姿でビデオ映像中に佇む 3回(ビデオで2回再生。また、ヒロインの脳内で1回、ビデオ映像が回想される)
ビデオの中、井戸から出て来る 2回(1回目より2回目の方が近い。怖)
現実の世界、背後に立っている 1回
ヒロインが「生前の貞子を知る男性」の記憶の中に精神だけで入りこむシーン。記憶の中で出会った貞子がこちらに歩いてきてヒロインの腕をつかむ。現実の世界でも掴まれた部分が黒く変色。 1回
井戸の中に入ったヒロインの手を、水の中から掴む 1回
テレビから出てくる 1回

 

トータル貞子ポイント 9

 

・映画全体を通した管理人的ホラーポイント(星5つが最恐)
★★

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
若い頃の竹内結子さんと佐藤仁美さんが可愛かったです。
よく言われていることですが、原作小説と違うところが多くあり、比較しながら楽しめました。


エントリー番号2 『らせん』

 

・制作年 1998年
・キャスト 佐藤浩市、中谷美紀、真田宏由之
・長さ 1時間37分

あらすじ
変死した友人の司法解剖を発端に、解剖医が足を踏み入れた怪事件。
呪いのビデオテープを巡り、人々は死に追いやられる。医学も科学も怨念の前では為す術なし。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

呪いのビデオを見て倒れた主人公の上に覆いかぶさり、笑いながら首を舐めキスをして消える(このとき貞子は顔を見せている。服を着ていないが、『普通の女性』に見えるところが他作品と違う!)1回
洗面台の鏡に映っているが、振り返ると居ない(このときの貞子も、顔が見えている。白い服を着ているが、長袖のワンピースではなく、光沢のある白のキャミソールワンピ)1回
水の中から手を出して、井戸の中に落ちた主人公に抱きつく(このときも顔は見えている。白のキャミワンピ姿)1回

 

トータル貞子ポイント 3

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 
星 0.5
全然、怖く無い。

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
前作との繋がりが見どころでした。
あの後、どうなったのか・・・、その部分が明らかになります。
前作登場人物の友人が、医学&科学の視点から貞子の怨念に迫ります。

あとそれとは別に、ちょっと大人向けな映画でした。そして貞子はどこで服を買っているんだろう・・・。


エントリー番号3 『リング2』

 

・制作年  1999年
・キャスト 中谷美紀、佐藤仁美、深田恭子
・長さ 1時間35分

あらすじ
恋人の死の真相を探る舞は、呪いのビデオの噂を聞き、TVレポーターの岡崎とともにビデオを見たことがある人を探す。貞子の怨恨が連綿と続くシリーズ第二弾。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

貞子の遺体からひとりでに髪が伸びる 1回 遺体として正式に担架に乗せられている=物理的に目の前に居るので、カウントに迷いましたが、定義に当てはまることは確かなのでカウント
精神病院で突然テレビがつき、「井戸から出てくる貞子」の映像が流れる 1回
リング1作目の被害者の友人が、当時を回想し、自分が目撃した貞子の姿を思い出す 。それをヒロインが追体験する 1回
ヒロインの自宅ベランダにぶら下がっている 1回
呪いのビデオ映像が、ひとりでにテレビに映る 1回
白ワンピを着た幼少期の姿でヒロインの前に現れる 1回 こちらもカウントに迷いましたが、ストーリーの流れから少女が「貞子である」と判断できるのでカウント
井戸の底から、井戸を登るヒロインを見上げてくる。そして登ってくる 1回

トータル貞子ポイント 7

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント
★★

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
『らせん』も『リング』の続きの話ですが、本作も『らせん』とはまた違う世界線上の『リング』の続編です。
※本作と『らせん』では登場人物の死因やそこに至るストーリーが異なります。本作が映画版オリジナル。『らせん』の方は同名の原作小説を元にアレンジを加えた物語とのことです。

若い頃の深田恭子さんが可愛らしかったです。

『リング』で元気だった倉橋さん(役:佐藤仁美)が精神的にボロボロになっていたのがかわいそうでした・・・。


エントリー番号4 『リング0 バースデイ』

 

・制作年 2000年
・キャスト 仲間由紀恵、田辺晴一、麻生久美子
・長さ 1時間38分

あらすじ
「リング」から遡ること30年、山村貞子の悲恋と悲劇的な最期を描いたリングシリーズ完結作。あの呪いのビデオに込められた貞子の怨嗟の声とは…。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

貞子が所属している劇団にてお芝居の稽古中。劇団員の女性の前に「白いワンピースの少女」がひっそり現れる 1回
白ワンピの少女が劇団員の女性の背後を横切る 1回
白ワンピの少女が、小学生時代の貞子の担任の前に現れる 1回
貞子を写した写真の中に、居ないはずの白ワンピの少女が映り込んでいる 1回
演劇の舞台の上に白ワンピの少女が現れる 1回
森の中、傷だらけの貞子を見つめて白ワンピの少女が立っている 1回
断崖絶壁に立つ貞子の腰を白ワンピの少女が後ろから掴んでいる 1回
白ワンピの少女と同化してしまった貞子が森の中、劇団員たちの前に現れる 1回

 

本作は貞子が亡くなるまでを描いた作品です。貞子が生きているので、存命の貞子の目の前に現れる「白ワンピ少女」による怪奇現象をどうカウントに入れて良いか悩みましたが、映画のストーリーから考えて含めることにしました。
トータル貞子ポイント 8

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
貞子の生い立ちが語られる、悲しい物語でした。これを見てしまうと貞子に同情してしまいます・・・。
凶悪な超能力が少女の姿をとって貞子の目の前に現れ、望んでもいない不幸が次々と訪れます。

ED曲であるL’Arc~en~Ciel、『finale』が作品にとても良く合っていました。


エントリー番号5 『貞子3D』

 

・制作年 2012年
・キャスト 石原さとみ、瀬戸康史
・長さ 1時間36分

あらすじ
10代の若者が相次いで不審死を遂げる。その裏にはネット上で噂になっている”呪いの動画”の存在があった…。リング3部作の恐怖が時を経て再び蘇る!

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

突然、空中に現れ人の首を締める(←これが動画となって拡散されて行くのが本作の肝)1回
パソコン画面から右手のみ飛び出す 1回
スマホ画面から右手のみ飛び出す  1回
スマホ画面から右手を出し、掴んだ人を異界?へと引き込む 1回
パソコン画面から【髪の毛を触手のように伸ばし、人の首を締めつつ】這い出てくる 1回
パソコンの画面から、普通に這い出てくる 1回
ビル壁面の大型ディスプレイから、巨大化して髪のみ、こちら側へ垂らしてくる 1回
壁一面に並んだ街中のテレビモニターの中から分身して(総勢12名)手だけ出てくる 1回
巨大モニターがあしらわれた宣伝トラックから巨大化して髪を触手のように伸ばし、人を画面の中に連れ込む 1回
空中に現れ、屋上にいた人を外へ落とそうと腕を引っ張る  1回
人の体内に入り込み、宿主の髪を伸ばし、伸ばした髪の中に閉じ込める 1回

 

▼備考
下記は貞子本人であるのか、貞子の力が影響した何かなのか、どちらであるか判別する自信が持てないため、カウントに入れないことにしました。
『虫の集合体が複数の「髪の長い女」の形となって、地面を蜘蛛のように這い、人の肉を噛みちぎろうと襲ってくる』

複合技が多く、いかに分類してカウントするかが難しかった作品でしたが、結果は・・・
トータル貞子ポイント 11

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
俳優陣が豪華です!
『ザ・リング』にあったようなしっとりとした怖さはなく、3D演出も加わって画面が華やかでした。
比較的、最近の映画なので画質が良かったというのも上記に影響しているのかもしれません。

とはいえ、作中のスマホの厚みとかデコり方には懐かしさを感じましたし、
俳優人が今と変わらず美しく格好いいながらも若い!!というのが個人的に楽しみポイントでした。^^

貞子も生き残るためにVHSからネット動画へツールを変えています。
ネット動画の拡散力は凄まじいですから、貞子がもっとSEOやインフルエンス力を学んだ日には、全人類が滅亡しますね。


エントリー番号6 『貞子3D 2』

 

・制作年 2013年
・キャスト 滝本美織、瀬戸康史
・長さ 1時間35分

あらすじ
死んだ義理の姉の娘を、まだ大学生の妹が預かることに。ところが、奇怪な死亡事件が頻発し出すと、この不思議な少女が鍵を握ることに気づき始める。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

暗がりから左手を伸ばし、こちらに迫ってくる(という幻覚を見せる) 1回
何も無かった場所に井戸を出し、井戸から血を溢れさせ、部屋を血の海にする。その中に立ち、子供を井戸の中にひきずり込もうとする 1回

▼備考
呪いの動画が流れたパソコンの画面から飛び出す 1回 ←服が白いワンピースではなく、不自然にカジュアルなものだったため、髪の長い女性ではあったが、貞子ではないと判断。除外しました。

この映画はこの企画に不利でした。
というのも、貞子が人を操って誰かを襲うという方法にシフトしたため、貞子ポイントにカウントできない場面がほとんどだったからです。そのため
トータル貞子ポイント 2

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
前作、てっきり亡くなったと思っていたキャラが2名も存命なのには驚きました。

今回も『呪いの動画』が登場した訳ですが、
前作と異なり『パソコンの画面が突然、文字化けする』現象のことを今作では『呪いの動画』と読んでいるようでした。
動画というより『コンピュータウイルス』に近いのかな??
文字化けを見た者は一部例外を除いてほとんど即死しているので、
今作においては「見てから七日後に死亡する」という決まりは無いようです。

今回は本当に、本当に、貞子ポイントをカウントしづらかったです。
というのもこれまでは
ーーーーーーーーーーー
貞子とは、
・白のワンピースを着た
・貞子という名を持つ
・髪が長い女性
ーーーーーーーーーーー
というキャラクターづけがしっかりとあり、
この容姿のお化けが襲ってきたら、「貞子が襲って来た」のだとして加算すればよかったわけですが、
今作の貞子は

・動画を見た女性の髪を伸ばし、自分と似た容姿にして人を襲わせる
・『貞子の子』を使って、人を襲わせる

という力を持っています。
毎度毎度、お化けを一時停止して顔や服装を確認し、
貞子か、貞子の子か、「貞子の動画を見ておかしくなった人」なのかを判別するのは
かなり難しかったです^^;


エントリー番号7 『ひきこさんVS貞子』

 

・制作年 2015年
・キャスト 高山璃子、五十嵐夏実、他
・長さ 1時間30分

あらすじ
いじめに苦しむ女子高生の祈りは都市伝説の”ひきこさん”に届く。催眠術で呼び起こされたい能力者”貞子”お怨霊を相手に壮絶なバトルが幕を開ける。

Netflix作品紹介ページより引用

本作は、小説家・鈴木光司さんが生み出した架空の人物『貞子』をモデルにしたものではなく、映画製作者が独自に生み出した『貞子という名の超能力者の霊』を題材にしたものだったため、貞子の定義から外れランキング対象外となりました。ただ、せっかく視聴したので感想は記載したいと思います。

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 
-1
B級映画すぎて全く怖くありませんでした・・・

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
出演者の8割が棒読み! 
演出がわざとらしく(というより素人っぽく?)、安っぽく、学芸会の出し物よりも酷い有様です。
登場人物の思考回路もストーリー展開もちょっと急すぎて、心が置いて行かれます。
1時間30分、見終わるまでがただただ、苦痛です。

B級映画にしたって、ちょっとひどいよ・・・。


エントリー番号8 『貞子VS伽椰子』

 

・制作年 2016年
・キャスト 山本美月、玉城ティナ、瀬戸康史
・長さ 1時間38分

あらすじ
悪霊の貞子と伽椰子、それぞれに呪いをかけられた女子大生と女子高生。死の呪いを解く禁断の術はただひとつ。それは、貞子と伽椰子を衝突させ、共食いさせること。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

呪いのビデオを見てしまった女性の背後に、ビデオ視聴後すぐに現れる 2回
呪いのビデオを見た女性の目の前に、視聴後すぐに現れる  1回
呪いのビデオの中に現れる(ただし、今作では井戸からではなく、ドアから!)2回
「呪い殺されるのが嫌で自殺しようとした女性」の目の前に現れる 1回
テレビから出て来た貞子が髪を触手のように伸ばし、呪怨の「としおくん」を絡めとり画面に引っ張り込む 1回
ひとりでに再生された呪いのビデオの映像から、テレビ画面を飛び越え、こちら側へ出てくる 1回
井戸の縁に立つ女性の元に、突然、姿を現す 1回
伽椰子と貞子が合体して井戸から這い上がってくる 1回

 

トータル貞子ポイント 10

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 星5つマックス
★★

 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
起承転結がしっかりとあり、物語に引き込まれました。
このお話、エンタメホラーとしてよくできています。近年の貞子作品で一番好きです!!
視聴後は超展開に笑顔が溢れる爽快のEDでした。

山本美月さん、玉城ティナさん、瀬戸康史さんと出演俳優が豪華です。
瀬戸さんと山本さんがご結婚されたことを思い出し「これが共演作だったのか^^」とホラー映画なのになんだかほっこりしました。

・現代人がVHSを見るにはどんな流れにしたら良いか
・かやこと禎子を引き合わせるにはどんな流れにしたら良いか

というところが工夫されていて、興味深かったです。
貞子による怪異と「呪怨の例のあの一家」による怪異が別の場所で同時に起こるので、事件が交わって行く様子が面白かったです。
また、今作の貞子はビデオを見てから二日後に殺りに来るということで期限が短いなと思いました(笑)


エントリー番号9 『貞子』

 

・制作年 2019年
・キャスト 池田エライザ、塚本高史
・長さ 1時間38分

あらすじ
若い心理カウンセラーの勤務先に記憶障害の少女が入院してくる。
一切の記憶をなくした少女と向き合う中、次第に彼女の周りで奇妙な出来事が起こり始める。

Netflix作品紹介ページより引用

 

・貞子が【姿を現した上で】脅かしにくる、もしくは襲ってくる演出の種類と数

室内。急に姿を現す 1回
病室のテレビ(点いていない黒い画面)に反射して映っている 1回
YouTubeの肝試し動画の中に映り込んでいる 1回
病院の待合室のテレビが突然点き、井戸から出た貞子が画面を超えてこちらへ来る 1回
ヒロインの夢の中に出てくる 1回
倉橋さんの回想の中。貞子を見たときの記憶として登場 1回
ベットの下から髪を伸ばす 1回
岩場から突然、手を伸ばしてヒロインを引き込む 1回
洞窟の中、突然現れる 1回
病院の中、ヒロインの元に突然、現れる 1回

トータル貞子ポイント 10

 

・作品全体を通した管理人的ホラーポイント 

・その映画の見どころ。他と比較した感想
リング1作目で貞子の被害に遭った倉橋さんが本作でも登場し、時の流れを感じました。

YouTuberを題材に取り入れ「呪いの動画」と絡めた点が新しいなと思いましたが、襲われる人と動画視聴者との間に因果関係や規則性のようなものは無いようです。
貞子もだんだん、人を選ばなくなって来たんでしょうか。

水溜りボンドさん等、人気YouTuberが出演されている点も新しかったです。
主演の池田エライザさんと水溜りボンドカンタさんとの出会いはこの撮影だったのかな?など、
映画とは無関係なことにも思いを馳せた作品でした 笑。


総括ー『トータル貞子ポイント』優勝映画 発表ー

 

1位 エントリー番号5 『貞子3D』 11点
2位 エントリー番号8 『貞子VS伽椰子』 10点
2位 エントリー番号9 『貞子』 10点
4位 エントリー番号1 『リング』 9点
5位 エントリー番号4 『リング0 バースデイ』 8点
6位 エントリー番号3 『リング2』 7点
7位 エントリー番号2 『らせん』 3点
8位 エントリー番号6 『貞子3D 2』 2点                                                                                            集計対象外:『ひきこさんVS貞子』

 

純粋に面白いと思った作品

 

1位『貞子VS伽椰子』←笑いました
2位『リング0 バースデイ』←泣きました

*他7作に関しては、『ひきこさんVS貞子』がズバ抜けて面白くなかった以外は
同じくらいの面白さだったと感じています。

 

HOMEへ戻り 他の記事を読む