【Vox 3D配信和訳】Fulgurと海辺で会話するシーン⛱🍹デビュー時のあれこれ

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にじさんじEN所属Vtuberさんの活動全般について

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はじめに

 

本日はマシュマロでご希望を頂戴いたしました

より、ふーちゃんの登場シーン約5分ぶんを和訳し記事にしてみました!

 

 

ありがとうございました!
マシュマロにお返事できるときとそうでないときがあり、すみません🙇

該当のシーンはVoxさんとふーちゃんがデビュー当初のあれこれを振り返って語らうシーンで、とても貴重なお話が聞ける箇所となっております。
リクエストを頂けて嬉しかったです^^

 

 


 

 

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※42:38~

 

〜波の音〜

 

Fulgur:また空の下に戻ってきたぞ、Voxxy

 

Vox:おい、ここで何してる?

 

Fulgur:ああ・・・

とあるショーを見に行くつもりだったんだが、まだ始まっていなくてな。

その間に日焼けしようと思って来た

 

Vox:ふむ。愉快な冗談だ(皮肉)

 

Fulgur:つれなくされても我は気にしないぞ、兄弟。

我は日光浴を楽しんでいるが・・・

そっちにも色々事情があるんだろうからな。

多分、我々にはこういう時間が必要だったのさ

 

Vox:ああ、だな。今、正に色々と耐えている最中だよ(皮肉)

なぜわざわざ、私のタマを潰すためにこんなところにまで出て来たんだ?ん?

 

Fulgur:我は誰の金玉も潰してないぞ、Voxxy。

ただ、日光浴を楽しんでいる。

それだけさ

 

〜羽虫の飛ぶ音〜

 

Fulgur:我がデビューしたときのことを覚えてるか?

 

Vox:ああ、私たちはお互いを毛嫌いしていたな

 

二人:はっはっはっは・・・

 

Fulgur:覚えていないんだが、

二人して一体何を口論していたんだか・・・

 

Vox:私はただ(サイボーグである君が)

植物油で稼働しているとからかいたかったんだ

 

Fulgur:はっはっははは・・・

 

Vox:なあ、ほら。実際のところ、

こんな砂浜に居て関節に砂が入ったら大変なことになるだろ、違うか?

←またサイボーグネタをからかってる

 

Fulgur:はっ!

お前の一族が滅ぼされたことをジョークにした件なら悪かったよ。

あれは少々、酷かったと思っている

 

Vox:まあ、どれも過ぎたことだ(気にするな)

 

Fulgur:そう思っているようには見えないが

 

Vox:ん?そうか?

 

Fulgur:というかそもそも、お前は何をしでかしたんだったか?

←詳しくはThe Demon Hungers』参照。Voxの過去がわかります

 

Vox:わかった、わかった。もう良い。十分だ

 

Fulgur:まったく。

お前と話すと気分が悪くなるよ。

最初からずっと嘘をつきつづけていたんだな。お前は責任逃れをー

 

Vox:もういい、わかった、わかった

 

Fulgur:まあ、そうだなぁ。今思えば妙な時間だったな。

当時は多くの視聴者が、我々は本気で仲が悪いんだと思いこんでいた

 

Vox:迷惑だったか?

 

Fulgur:そうでもない。今もこうして話題にできるんだ。

とても素敵なことだと思うぞ?

 

Vox:だが、ほら。あれは全部、演技だったのに

 

Fulgur:どっちでも大差ない。誰も何が真実かなど気にしない。

自分が信じていたものが誤りだと気づいたときでさえ、

人はときどき、信じたいものを信じ続けてしまうものだ

 

Vox:面白いと思った話に限ってはそうだな。

例えば「馬の頭に袋をかぶせると夜だと勘違いして寝る」という話の例のように

←実際には誤りだが、冗談&都市伝説として人気なお話

 

Fulgur:どこでそんな話を聞いたんだ?

 

Vox:正直に言って、さっぱりわからない

 

Fulgur:ということは試してはいないわけだ。

でもお前はその話が面白いと思ったから信じたし、

信じた方が人生が楽しくなると思ってそうしたんだな

 

Vox:そう。その通りだ

 

Fulgur:我を嫌う視聴者は、

お前が我を自分と同じ理由で嫌っていると信じて喜んでいるのかもしれないな。

我々がこうしてビーチでくつろいでいる間も、

彼らは会話に耳をそばだて、

わずかでもお前の声にここに居ることへの不満を感じとったら、

「はっ!やっぱりVoxはFulgurが嫌いなんだ!私の読みが合ってたんだ」

と言うんだろう

 

Vox:まあまあ、兄弟。ピニャコラーダ2杯で政治的な話題は無しだ

←ピニャコラーダ=リゾート地でよく飲まれるカクテルのこと。

「チルい飲みの場で小難しい話は止そう」と、よくあるセリフをなぞって冗談めかして言っている

 

Fulgur:でも、我の言いたいことがわかるだろう?

 

Vox:もちろんだ。

私はただ・・・思いもしなかったんだ

 

Fulgur:何をだ?

 

Vox:思いもしなかった。私がかつて何をしでかしたかを知りながらも、

彼らは以前と変わらない様子で私に接してくる。

私はあんなことをしたのに。

私はあの者たちを殺めてしまったのに。

まるで皆、あれらのことは全てフィクションだったかのように振る舞ってーー

 

Fulgur:おい。まさかそれが言いたくて

あんな映画を丸々一本作ったのか?

 

Vox:だって、そうした方が分かりやすいかと

 

Fulgur:責めちゃいない。

でも、お前、気づいてないだろう。

皆にとって、やっぱりそれもフィクションなのさ

 

Vox:なにが言いたい?

 

Fulgur:どれほどの真実であっても、

聞き手の実生活から遠い話は、物語のように聞こえるものだ。

皆、自分の推しが最後まで生き延び、敵を討つエンディングを望んでいる。

お前を愛する人々は、お前が何をしていようとお前の勝利を望むものなのさ。

彼らにとって、お前の過去は『裏話』で、『設定』だ。

『ロア(Lore/伝承)』なんだよ、兄弟。

お前は悪い奴じゃないし、それはこの先も同じだ。

ファンはお前を ”誤解されてるだけで本当は愛されたがりの可愛い子ちゃん” だと思っている。

実際、我のこの身体もお前と同じくらい人の命を奪ったが、

ファンにとってみたら”ちっちゃくて、きゃわゆい子猫ちゃん”だ

 

Vox:でも、限度はあるんじゃないか?

ほら、例え彼らにとって現実味のない話だからといって、

皆がみな受け流すとは限らないだろう

 

Fulgur:そうだな。だが、それでもなお、物語の一部であることに変わりはない。

お前は間違ったことをしたが、もう数世紀も前の話だ。

過去の『設定』なんだよ。

現在の出来事じゃない。

5年前のツイートを掘り起こして、どうのこうの言うのと全く同じだよ。

何百年も前にやったことが原因で炎上なんてしないさ。

お前も知っているかわからないが、そもそも人間はそんなに長生きしないからな(笑)

 

Vox:その通りだ。はは

 

Fulgur:どのようなシナリオであっても、見ている人々の反応は同じだろう。

お前が脇役であろうとスターであろうと、人々は一時は熱中してお前を見るが

結局はそれぞれ自分の生活に戻っていく。

我がこんなことを言うのは気に食わないかもしれないが、

お前の過去の話に対し人々がどう思うかは、お前がコントロールできることじゃない。

嘘なのか本当なのかなんてことは脇に置いておいて

自分がコントロールできるのは自分のことのみだと心に留めておけ。

己の行動を選び、できる限りうまく対処するしかない。

まあ、時々、人はカッとなって自分の感情すらコントロールできず

後になってそれを反省し、教訓を得なければならないときがある。

願わくばーー

他人はともかくお前には、そのことをわかっていてほしいんだ。

物語というのは「単なる事実の報告」ではなく、

「読みとかれ解釈されるべきもの」なのだから

 

Vox:そ、それなら私は自分がしたことを

まるで大したことではなかったかのように振る舞うべきだと?

 

Fulgur:そんなわけない。

あれはお前にとって大事な出来事だったんだ。

お前は悪い行いをし、自分でもそれを強く自覚している。

なあ、兄弟。

人を悪人にする唯一の方法は、そいつに一切の善行を辞めさせることだ。

お前は今も善い行いを止めていないのだから、

過去の出来事一つで自分を悪人と決めつけるのは止せ

 

Vox:・・・ありがとう

 

Fulgur:ふっ、いいさ。

初めて言われるわけでもないだろう。二番目か、はたまた四番目かーー

 

Vox:わかった、わかった

 

Fulgur:ふっふっふ・・・

 

〜立ち上がり、伸びをするふーちゃん〜

 

Vox:行くのか?

 

Fulgur:ショーを見に行かないとならないからな

 

Vox:そうか・・・よし。

気をつけて

 

Fulgur:ああ。

はぁ・・・・・・ほら来い、Voxxy。

 

〜包容〜

 

Vox:ありがとう

 

Fulgur:落ち着いて気楽にいけよ、兄弟

 

Vox:だな・・・

 

Fulgur:お前の罪はそれで全部なんだ。そう思えば、気も安らぐだろう。

ただ時間をかけて、

少なくともお前を大事にしない人々の言葉に耳を傾けるのと同じくらい、

お前を大切に思う人々の言葉を聞くんだぞ

 

※~48:46

 

 

 


まとめ

 

 

Luxiem(Lux=ラテン語で光)とNoctyx(Noct=ラテン語で夜)は、

グループ名が示すように恐らく対立構造でデビューする戦略だったのかなと

当時を振り返って私は個人的に思います。

←実際にメンバーのどなたかが「僕たちはカウンターパートになっている」と仰っていたと思う

 

同じママを持ち、メンバーカラーも同じ赤色であるVoxさんとふーちゃんは、

デビュー時からお互いに言葉のプロレスバトルを楽しんでいました。

ただ、その遊びを本気と捉え「失礼な人」、「私の推しになんてことを言うんだ!」と

怒ってしまったファンも一定数居た・・・というのが当時の思い出で、

デビュー間もないふーちゃんにとってそのことは追い風にはならなかったろうなと

感じたことを覚えています。

 

 

(話題と比較してBGM陽気すぎやしないか)
ですから、お二人の口から当時のお話が聞けたことは、とても貴重だと感じましたし、
ファンとして以前に人として、考えさせられることがあるシーンでした。

 

 

真実はどうあれ、自分の好きな人(もしくは自分に都合がよい相手)の言い分を”真実として”

都合の悪いところはもみ消してしまうことが、悲しいかな人間社会では往々にして起こりますよね。

そういうお話を聞くたび、やるせない気持ちになります。

ですが、その度、自分の倫理観は大丈夫か、傷つく人に寄り添えているか

私が加害者となっていないか、考え直さなくてはと思います。

 

 

これからもお二人が望むままに楽しくライバー活動ができますように。

お二人ともが心身ともに健康でありますように。

そう思いました。

 

 

▼ちなみにVoxの過去を知りたいぞという方は以下の記事もぜひ覗いてみてくださいませ^^
映画The Demon Hungers』に至るまでの経緯がなんとなくわかるかと!(文量多めです)

【Voxロア和訳】1922年、パリ編・カネシロ氏との出会い【Vox lore, kaneshiro family】

【Voxロア和訳】1984年、マイアミ編・不思議な女性の正体は? 【Vox lore, the mysterious woman】

【Voxロア和訳】1999年、イギリス編・大晦日の晩に【Vox lore, The infamous story of 99】

 

 

 


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良かったら仲良くしてやってください!

 


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