後編【KNIGHT RP ASMR 和訳】騎士団長Voxと貴方の物語【日本語訳・ヴォックス】

 

 

こちらの記事では、

Vox Akuma/ヴォックス・アクマさんの配信

【KNIGHT RP ASMR】You Will Have My Sword【NIJISANJI EN | Vox Akuma】

の終盤40分を和訳&文字起こししております。

 

 

 

▼中編はこちら
当記事は下の記事のつづきです^^

中編【KNIGHT RP ASMR 和訳】騎士団長Voxと貴方の物語【日本語訳・ヴォックス】

 

 

 

 

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※誤訳も多いかと思われます。申し訳ありません。もし、目に余る誤訳がありましたら、大変お手数をおかけいたしますが、記事下部のマシュマロよりご連絡いただけますと幸甚です


許さないで

 

 

▼動画をクリックいただくと当該シーンから再生されます。
もう一度、初めから聞きたいという場合は、記事自体をリロードください

 

 

日が昇れば、

敵が大量に押し寄せてくる。

 

 

貴方の城が焼き尽くされる様を前にして、

耐えられる自信はありません。

 

 

 

(涙を流す騎士)

 

私は、

私はなんと無力なのか。

 

 

 

 

思うのです。

 

玉座へと崩れ落ちる、謁見の間の屋根。

炎に包まれる騎士学校。

王国のそのような姿を見てしまったら・・・

 

私の心臓は、何を思う暇もなく

鼓動を止める気がするのです。

 

 

一体どこに、

そんな情けない騎士がいると思われますか。

 

 

 

 

 

私は弱く、哀れだ。

 

救いようもなく・・・

哀れです。

 

 

 

 

 

貴方:貴方は悪くない。よく戦ってくれました

 

 

 

いいえ、我が主。私はー

私は!貴方様からこの肩に頂いた「祝福」あってこそ、

こうして生きているのです。

覚えていらっしゃいませんか?

 

貴方に請い願ったのは、

恐怖に苛まれていたからだ!

 

 

あの「祝福」があったからこそ、

私たち騎士のうち、ただ一人だけが生き残った。

それが、私だった。

 

 

 

 

お願いします。どうか・・・

 

お与えにならないで。

お与えにならないでください。

 

私を、許さないで。

 

私に許しをお与えにならないで。

 

私は、貴方の役に立てなかった。

 

 

 

 

貴方のもたらす輝かしい栄光。

それを現実のものにするためならば、

我が身の危険など顧みなかった。

 

それなのに、

私はただ、台無しにしたのです。

全てを。

 

 

 

私を許さないでください。

 

さもなくば、今

再びこの傷を剣で突き刺し、開き、

貴方の前で血を流して死にます。

 

 

 

 

 

ご理解くださいましたか。

 

貴方:・・・ええ

 

よかった。

 

私は貴方のお役に立てなかった。

 

この事実をありのまま、ただ受け入れ

私にも、受け入れさせてください。

 

 

 

 

 

 

ああ、クソ! 痛い。

 

 

 

神よ。立ち上がれたら・・・

もう一度、立ち上がり、戦うことができたら

どんなにいいか。

 

 

脚が動かない。

まるで麻痺しているかのようだ。

 

 


幾千の星々を眺めて

 

 

 

 

〜騎士を抱き起こし、背負おうとする貴方〜

 

ああ、いけません。

 

貴方のお力では無理だ。

 

そんなことをしては、どうなるか。

貴方のお身体は重さに耐えかね、

倒れてしまうでしょう。

怪我をしてしまうかもしれない。

 

 

こうお考えください、我が主。

 

城に居る同胞の幾人かは、まだ無事でいるでしょう。

貴方が生きてさえいらっしゃれば、

彼らは貴方様を探し、見つけるに違いない。

 

けれど、王たる貴方がいなくては、

我々・・・臣民は、

貴方様の同胞は最早、死んだも同然です。

 

 

 

我々の王国は滅び

やがて、過去のものとなる。

 

 

しかーー

しかし、こんなのは私が想像していた未来ではない。

 

きっと、後世の人々は

「その王国に輝かしい栄光あり」とは語らない。

 

 

私にはわかるのです。

私の名は、「王国を崩壊に導いた者」として歴史に刻まれる。

 

 

そのような罪を背負いながら・・・

もう、自分が生きたいかどうかもわからないのです。

 

 

 

 

 

 

少しの間、

横にならせてください。

 

貴方の膝に頭を預け、星空が見たい。

 

 

 

奇妙だ。

そうは思われませんか?

 

 

あんなにもたくさんの血が流れた後で、

夜空はいつも通り

ただ、黒く、白く・・・

 

 

あの何千もの星々はおそらく

きっと、一つひとつが私の部下であり、

貴方の民だ。

 

 

彼らは星の中に、自分の居場所を見つけたのですね。

 

 

ふぅ・・・。

それと同時にこれは、神の気まぐれな呪いでもある。

「お前のような者は天に迎え入れられるべきではない」と。

 

 

今、私に許されているのは、

どこへ行こうとも付いて回るこの罪を背負い、

生きながらえることだけ。

 

 

 

 

 

 

 

私は・・・

 

疲れました。

とても。

 

 


美しき我が主

 

 

 

瞼が重くなってきました。

頭が回らない。

 

今日、起きたことに思いが巡らない。

 

 

 

貴方の膝にもたれ、休みます。

それが我が主の・・・

我が主のご意思なら。

 

 

ああ・・・、痛い。

酷く痛い。

 

 

 

 

 

 

疲れ果てました。

 

覚えていらっしゃいますか?

もうずっと、昔のことです。

 

 

貴方が私を、

団長職に任じてくださったときのこと。

騎士の爵位に叙してくださったときのことを。

 

 

 

私は覚えております。

 

覚えています。

忘れはしない・・・

貴方の握る儀礼用の剣が、肩に載せられたときの重さを。

あの日、

貴方から賜った言葉を。

 

 

毎晩、明日の目覚めへと繋がる眠りを待ちながら

頭の中で

貴方の美しい声を、反芻しておりました。

 

 

今も耳に蘇る。

 

“騎士の長たる我が同胞。

私の最も高貴な騎士よ。

これより汝を、騎士爵に叙する。

アクマ卿。我が手足となり、祖国に尽くしなさい”

 

 

あの日のことを思い出す度、

私の身体には

雷に打たれたような衝撃が走りました。

 

 

 

そして、

こうなってしまった今は

なおさら。

 

そのように感じます。

 

 

 

 

(溜め息)

 

あの日 以来ずっと、

貴方のお顔が頭を離れませんでした。

 

 

こんな風に思うのです。

もし、この矢傷が原因で死ぬとしても、

私は笑顔で逝くのでしょう。

我が師がそうであったように。

 

 

貴方はとても美しい、我が主。

貴方は私に、生きる意味をくださった。

 

 


貴方の騎士に口づけを

 

 

 

 

貴方は私に、生きる意味をくださった。

 

 

 

 

日々、それを感じるのです。

 

「敬愛を越え、情愛に落ちる」などということは

一度として、ありませんでした。

 

城にいらっしゃる高貴な方々が

交際中のお相手と手を繋ぎ歩かれるのを見て、

私は悟りました。

 

 

ああ、こうなる未来は

私には訪れない。

それで幸せだ。

 

 

他の何に対しても、誰に対しても、

この身を全て捧げたいとまでは思いませんでしたから。

祖国と、貴方以外には。

 

 

 

(自嘲)

 

ああ。

・・・はぁ。どうか、

こんな話は終わりにしましょう。

 

止めるように言ってください。

私のこんな、

こんな、めそめそとした泣き言は。

 

 

ですが、

私は成長するにつれ、貴方を見守るようになりました。

深い愛情を込めた眼差しで。

 

自分がそうするのは、

貴方への「敬意」からなのだと思っていた。

 

 

 

しかし、実際は・・・

 

 

 

私は貴方を愛しながら、育ったように思います。

 

貴方の剣が私の肩にそっと触れたあのときから、

私は貴方を愛し始めたのでしょう。

 

私は、この命がただ貴方のためだけにあることを

承知していました。

 

些細でいい。

貴方から与えられる、ほんの少しの親しみでいい。

 

私はそれを持てる限りの愛情で受け止め、

心の中にしまおう。

 

そして何も望むまい。

 

 

貴方は美しく神聖な、輝ける君主。

そして私は、ただの卑しい・・・騎士だ。

 

 

 

 

 

貴方:愛しています

 

 

 

 

いけません。

そのようなことを仰ってはならない、我が主。

貴方が優しいお方だということは

存じております。

 

 

 

ですが、私は

貴方からの愛情を受けるに値いしない人間だ。

 

 

 

 

 

はっ・・・

 

〜騎士の唇に口付ける貴方〜

 

 

 

 

なぜ。

なぜ、口づけなさったのですか?

 

なぜ。

 

なんてことだ自分の ー

自分の心臓の鼓動が聞こえるようです。

 

どんどんと、早くなる。

 

 

本当に、

私は心から貴方を、愛しているのです。

 

 

 

〜口づけを交わす二人〜

 

 

 

我が主。申し訳ありません。

貴方は御身を貶めてはならない。

 

私のような、

私のような平民とこのような。

 

 

貴方の血は神聖だ。

ご自身と釣り合わぬ者と交わってはなりません。

 

私の血は貴方に相応しくない。

そして、あまりにも溢(こぼ)れすぎている・・・

 

(苦しげな呼吸)

 


寒く暗く、苦しい

 

 

 

 

息が・・・

呼吸がままなりません。

 

 

頭を下ろします。

 

 

〜貴方の膝から頭を下ろし、大地に横たわる騎士〜

 

 

感謝いたします、我が主。

 

 

幼少の頃、私は。

私は貴方の唇が自分の唇に触れるなどとは・・・

夢にも思いませんでした。

 

 

貴方は私に「祝福」を下さる。

酷く恐ろしい失態を犯したにも関わらず・・・

 

 

なんでも致します。

なんでも。

 

 

愛しております。

 

 

 

貴方:置いていかないで

 

 

 

はい、我が主。私は生きます。

このまま死にはしない。

 

 

 

傷は・・・

まだ痛みます。

まだ、酷く痛む。

 

 

横になっているのに。

貴方の神聖で温かな御手が、

胸に触れているのに。

 

 

矢傷がこの腹を

地面に釘付けているかのように感じます。

 

 

 

 

火の・・・そば・・へ、

火の側へ連れていってはくださいませんか。

 

 

とても寒いのです。

 

 

 

〜騎士に肩を貸し、焚き火へと近づく貴方〜

 

 

 

もう一度、

貴方の膝に頭を預けてもよろしいでしょうか。

 

貴方:もちろん

 

ありがとうございます。

 

 

 

とても暗くなってまいりましたね?

 

夜明けまでどれくだいだろう。

どう思われますか、我が主。

 

どれくらいで、日が昇ると・・・

 

城に戻るには好都合かもしれません。

 

 

 

 

 

 

よかった。きっと・・・

 

これほど暗くなったのならば、

私が考えていたよりもずっと、

夜明けまでは猶予があるのかもしれません。

 

きっと・・・

きっと、私たち二人ならば大丈夫です。

 

二人ならば。

 

いつ、いつここを発ちましょうか。

 


何年経っても・・・

 

 

 

ああ、とても寒い。

すぐ隣に火があるのに、

北風を浴びているかのように寒気がするのです。

 

全身が寒い。

 

 

貴方の手の重みを・・・頭に感じるのに、

私の髪を撫でてくださっているのがわかるのに、

その温もりを、感じない。

 

感じることができない・・・この・・・

 

 

ああ、なんて暗いんだ。

 

 

 

 

 

 

もし生きられるならば、いつの日か、

貴方と共にこの王国を再興できるかもしれない。

 

何年経ってもいい。

十年、五十年、百年、四百年、千年。

 

 

今夜を乗り越えられたら、

私はきっと、死の淵から生還してみせるから。

 

 

貴方を護り、

貴方の平穏を願い、

貴方のために戦う。

 

 

ああ・・・

ああ、我が主。

夜空に星を探せば、「それ」が見えるような気がします。

 

 

王国です。

黄金の光に包まれ、生まれ変わった。

その頭上を星々がめぐり、光の軌跡を描いているのです。

 

永遠なる宮殿。

正義のために戦い、死んでいった者たちが迎え入れられる場所。

 

 

 

ああ・・・

ああ、なんと美しい。

 

 

 

この身体を貫いた矢傷のように

心に突き刺さる。

 

 

 

こんな風になってもまだ、

私にとって今日は、あまりにも素敵な日です。

 

 

我が主から、分不相応な優しさを受け取っている。

 

 

空の中に見えるのです。

星々に縁取られ浮かび上がる、貴方の王国の姿が。我が主。

 

敵を討ち、脅威が過ぎ去れば、

王国を再興する機会が訪れる。

 

 

城の塔はそれぞれ下からは終わりが見えぬほど高く、

王の威光を知らしめ。

 

 

史上、類を見ぬほどに美しい窓の一つひとつから

柔らかな陽光が差し込み・・・

 

その真ん中に、

貴方がいる。

 

 

何より眩しい、貴方が。

 

 


夢見た日々を

 

 

 

祈ります。

手は重ねられなくとも、できる限り近づけて・・・

 

我々の王国が強国へと育つとき、

 

貴方と離れることがありませんように。

貴方と共に、生きられますように。

貴方にお仕えすることができますように。

 

 

 

肺に呼吸が・・・

呼吸が回らなくなったようです。

 

 

もっと、

もっと息がしたいのですが、

身体が凍えて、上手くいきません。

 

 

 

おそらく、休息が必要なのです。

休めばきっと・・・

 

 

 

 

 

 

ああ、そうか。

 

 

これこそが、「死」なのか。

「死」とはこのような感覚なのか。

 

 

我が主。

私は・・・私は怖い。

 

空に見えるものが、虚構だったら。

そこには何もなかったら。

 

 

 

天に迎え入れられるなど、名誉であるのに

私は・・・

私は、貴方を置いていきたくない。

 

 

 

肺は空でも、心は強く貴方への愛で満ちている。

 

 

 

私は・・・

私は、私は・・・

 

 

 

私にはわかっております。

貴方はご自身の無限の栄光の中で、

永遠に輝き続ける。

 

 

 

そしてこの騎士は、見届けられません。

未来に向かい、堂々と歩み続ける貴方の姿を。

 

貴方はその腕いっぱいに、

溢れんばかりの優しさを抱えていらっしゃる。

 

王国の一員となる誰もが、

貴方の栄光を求め、やってくる者誰しもが、

そして、この王国そのものが

貴方と共に在り続ける。

 

 

 

出陣の際、私はそう感じたのです。

 

 

死んだらきっと、

神が迎えを寄越すのでしょう。

 

 

けれど今・・・

今はただ、肌寒い。

 

 

貴方の側に仕えることをいつも、夢見ていた。

夢見た日々を、この世に置いていかなくてはならない・・・

 

 

 

 

 

 

 


いつかまた貴方と

 

 

 

星々が光の軌跡を描き、渦を巻いているのが見えます。

 

いつの日かまた、お会いできますように。

我が主・・・

 


まとめ

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回は特に、意訳と誤訳も多かったかと存じますが、

少しでもお役に立てていたら幸いです🙇💦

 

 

 

配信から日は経ちましたが、

Twitterで騎士ASMRのファンアートを拝見するたび

 

「綺麗な絵だ(じ〜ん)」

「ツラいなぁ(ず〜ん)」

 

の間でゆらゆらしています ^^;

 

 

 

皆さんはどうなのでしょう。

やっぱり、そんな感じでしょうか。

 

 

 

来週も暑くなるようですが、

どうか、お元気でお過ごしください。

 

 


 

 

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マシュマロをくださる方、いつもありがとうございます🙇
誤訳や内容の面白さ等について
不安になりながら書いているので、
拝見するたびに、とても元気になります。